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2021/10/30
その他
熊谷市玉泉寺墓苑にて墓地補修工事を行いました。
お世話になっております。
(株)石の武藤です。
先日、熊谷市の玉泉寺墓苑にて墓地の補修工事がありました。
墓地の改修・補修工事には、外柵の石材をそのまま使うパターンと
石材を全て交換する2パターンがあります。
今回は前者のパターンです。
メリットとしては費用をかなり抑えられる点がありますね!
デメリットは古い石材だとそこまで見栄えが変わらない点があげられます。
それでは今回の施工例をご紹介していきます。
お分かりでしょうか…?
まず、外柵の羽目の部分とその下の”ならし”と呼ばれる部材が
全て外れていました。
他にも昔の石塔や墓誌などが大きく傾いている様子が散見できます。
細かい所を見ていくと…
と、普通にお参り出来る状況ではないのが分かると思います。
万が一、羽目などが落下すれば重大な事故へと繋がりますし
古い石塔も、これ以上傾けば黒御影の石塔を傷つけてしまったかもしれません…
ここまで直し甲斐のある現場は久しぶりなので、正直燃えました(笑)
次の画像から補修工程の紹介です!
外柵3段目(腰石と立ち上がり)とならしの間ですが、鍵の手と言われる
金具を取り付けることで、耐久性を上げることが出来ます。
この隙間にモルタルを流し込み、石材と固定しています。
当然この上の段にも鍵の手を入れてあります^^
また、白い液体が塗布してありますが、これはモルタル吸着剤と言って
モルタルで部材同士をくっつける効果を更に強めてあります。
弊社では更にモルタルにも混ぜており、頑丈な仕上げにしています。
羽目同士を石材用のエポキシボンドで結着した後に、石材用の
耐震性のあるコーキングで目地を作っていきます。
幾つかコーキングを試してきましたが、現在使っている物は他社製品よりも
油染みも少なく、コーキングの弾性も高いように感じます。
羽目とならしの具合もバッチリですね!!!
後は古い石塔をモルタルで真っすぐ据えて…
出来ました!!!!!!!!!
改修前と見比べていただくと、差は歴然ですね!!!!!
古い石塔も綺麗に並んでいます!!!!!
達成感と疲労が凄い現場でした(笑)
こちらの墓地は間口1.65m×2.1mの現場です。
このようなパターンの補修工事でしたら200,000円〜から
お見積りをさせていただいてます。
まずはお気軽にお問い合わせください^^
玉泉寺御住職様、並びに奥様
お茶の差し入れ本当にありがとうございました!!!
いただいた青パパイヤはこれから料理させていただきます!