お墓の外柵デザインFence design of grave
お墓の外柵とは
墓地は、「墓石」だけで成り立っているわけではありません。
その墓石の周りに存在し、墓地を取り囲むための「外柵(がいさく)」もまた、重要な構成要素です。
これは隣の墓地との境界線の役割を果たす、非常に大切なものでもあります。
※ただし外柵は「必須」なものではありません。現在は外柵を設けない墓地も増えています。
お墓の外柵の役割
外柵は、墓地を取り囲むためのものです。
この外柵によって、「ここからここまでがうちの墓地です」と示すことができます。
隣の敷地の墓地と自らの家の墓地を分けるためのものであり、家の塀のような役割を果たします。
また、「墓地の外柵」というその特性上、「外柵によって此岸(私たちが生きている現世)と彼岸(亡くなった人が行く場所)
を分けている」という意味もあります。
外柵のデザインが重要な理由
墓地のデザインは、「墓石」だけで決まるものではありません。
その周りを囲む外柵も含めて、墓地は形成されています。
そのため、外柵のデザインをよく考えることで、墓地全体のイメージを決定づけたり、墓地全体のイメージを作り上げたりすることができます。
家を作るときに多くの人は、家の外観だけではなく家の塀などのエクステリアにもこだわるでしょう。
外柵は言ってしまえば「墓地のエクステリア」にあたる部分ですから、この部分にこだわることで、故人にとって心地よい住まい・故人が満足する住まいを作ることができるのです。
外柵の種類
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関西型
関西型は、基本的に凹凸のない外柵の形態です。墓石の周りをシンプルに四角形で囲むだけのもので、正面あたりに階段を設けてあるかたちが一般的です。 ※同じように「関西型」としていても、形にはいくつかのバリエーションがあります。
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関東型
関西型と関東型の最大の違いは、「門柱などにあたるものが設置されているかどうか」です。 関西型はこれらを持たないのに対し、関東型の場合は門柱(親柱)にあたる石を設置します。ただしこの門柱は、家の門柱とは異なり、それほど高さはありません。便宜上「門柱」とはしていますが、実際には足で簡単に越えられてしまう程度の高さしかありません。 またこれも、関西型と同様、いくつかのバリエーションがあります。
お墓の外柵デザインなら石の武藤におまかせください
お墓全体の印象を決めることにも影響する「外柵」は、
間口と奥行、墓石の寸法やデザインを加味したうえで設計することにより、
墓石が一段と引き立ち、その後のお墓参りの回数も増してしまう重要なものです。
お墓の外柵のリフォームをご希望の方は、是非とも石の武藤にお問い合わせください。